9 見逃し

こんにちは

ポンコツ雀士シュイーンです。

今日は局紹介です。

さて皆さん、突然ですが見逃しはかけたことありますか?

スピードが大切なゲームでわざと上がらないので、基本的には危険な行為です。

しかし、私はたまにやります。

今日はそのたまにの局です。

第一ツモが白

まだポンはしません。

4索を引いた

これで両面が2つ

7筒はポン、白もポンします。

西は受け駒にしたいのでまだポンしません

チーはしません。

上がりに向かうためなら、した方がよさそうですが、両面チーを見せると

上家は降りるかもしれません。

上家に絞られた状況下で白バックにしてリーチを受けるのがいやだからです。

最近は絞る戦術は損だとされています。

しかし、上家がドラのない5シャンテンでひどい手牌なら、絞った方がよいと考えても不思議ではないです。

もう一つ理由があります

私はこの手牌を5800にしたくないのです。

この手牌での上がりはまっすぐ仕上がれば

・白をポンする

・リーチ 七対子 赤

・リーチ 赤

・三暗刻 白 赤

ですね

これらの中に闇聴がないのは、下家を飛ばして2着になりたくないからです。

2900ならもう一局あります。

3900から5800はだめなのです。

上がらなければならないなら上がって2着としますが、まだあきらめてはいけません。

2900か7700にできるように努力します。

とはいえ、この手牌の最大の武器はやはり早さなので白のポンはします。

白をポン

7筒を引いて打9筒

5索を引く、もしくはチーすれば5800点です。

私はこの時点で2-5索はチーする気でした。

なぜ、5800点確定の5索までチーするのか。

理由は2つで、1つめは早さを殺したくないからです。

2つめは4-7萬待ちなら1枚は見逃しをかけられるのではないかと現時点で考えていたからです。

2-5索待ちで下家から5索が出たら上がらなければならないので、4-7萬はチーせずに2-5索はチーするのはそのためです。

なんと5索を引いて聴牌

4-7萬は1枚見逃します。

冒頭でも書いた通り、本来は見逃しは危険な行為です。

この状況でも、下家を見逃したらダマ満に放銃し、下家の親番で4000オールをツモられたら並んでしまいます。

よって、上家にはもちろんですが、下家にも放銃してはいけません。

そんな状況でなぜ見逃しをかけるのか。

それは

・下家に放銃さえしなければ、ほぼラスにならないこと

・3着の上家にも14000点以上の差があり、上家からの直撃を除けば跳満ツモ以上でなければ着順が変わらないこと

・最後の親番で、トップと7400点差なので、まくれるチャンスがあること

・最悪降りに回ったとき、西で受けることができること

以上の理由から1枚だけ見逃しをかけます。

1枚だけの理由は、見逃しをかければかけるほど両面とはいっても待ちが減るので、当然不利になってきます。

その状況でリーチと戦えばオーラスまでに3着落ちすることもも考えられるからです。

私はそれらのバランスから1枚までと判断します。

予定通り見逃し

うまくいったのはラッキーですが、失敗もよくします。

と言うより失敗の方が多いです。

見逃しするときは状況をよく見極め、覚悟を持ってしましょう。

私も最悪のケースは覚悟していました。

確率は低いと判断しても覚悟は必要です。