22 オーラスの思考

こんにちは。ポンコツ雀士のシュイーンです。

今日はオーラスでの条件確認と他家の思考をやっていこうと思います。

状況はこんな感じ

ここでやることは全員の点差確認と全員の条件、そしてそれに基づいた他家の思考の予想です。ただし、点差確認しても何点上がれば何点縮められるのか分からなければ意味がありません。なので点数計算はしっかり覚えましょう。

条件確認に手間取れば手牌が疎かになりますからね。

オーラス1本場、供託1本、3着の私から見て、トップの親とは18800点差、2着の対面とは2300点差、ラスの上家とは18500点差

トップ条件は跳満ツモ、2着条件は300.500ツモ、もしくは1300以上の上がり、ラス転落条件は24000以上の放銃もしくは跳満直撃されること

親から見たら2着とは16500点差、供託があるので満貫直撃されると2着に落ちますが、3着の私とは満貫直撃では入れ替わりません。ただし、リーチをかけると満貫直撃で私と着順が入れ替わります。リーチは打てますが、若干打ちづらい状況です。

よってリーチをかけてくる場合は素点を稼ぐためのカッパギリーチで且つ待ちに自信がある可能性が高いです。

2着の対面から見たら、トップが欲しければ跳満手を作るでしょう。そのためにはリーチをかけてくる公算が高い。ただし、2着を守るのならリーチはかけずに早上がりを狙ってくるはず。

2着の対面は仕掛けるかどうかで戦略がわかります。また、仕掛けてからの動向でもある程度予想が立てられます。

ラスの上家は私か対面に跳満直撃で3着浮上ですが、現実的では無いのと、跳満直撃より倍満ツモをした方が2着浮上まで狙えるので、手が入ればリーチでしょう。また、条件が厳しいので素点回復をしてG代を稼いでくることも考えられます。

いずれにせよ、リーチが入れば高い手の可能性が高いのと、闇聴の可能性はかなり低いとみていいと思います。

以上の状況と手牌から

この手を跳満にするには七対子ドラドラをリーチしてツモらなければならないので、かなり難しい。2着を狙ってタンヤオを狙います。G代もあるので、親リーチには1発では放銃しない。対面からリーチは全ツッパ、下家リーチは絶対に放銃しない。これを基本とします。

第一打に1筒を対子落とし。9筒から切るのが手順ですが、ドラの6萬を引いたときに迷いたくなかったので、跳満手順は捨てました。

予定通りタンヤオ仕掛け

もし、ドラなしになってしまったら、そのときの状況にもよりますが、基本はツモ縛りで戦います

上家が何か狙っていそうですがわかりません。もう少し様子を見ます。

巡目は進み、赤5筒を引けました。これで出上がりOKです。

上家から字牌が打ち出されています。もしかしたら早い混一色かもしれませんが、リーチが来るまで押します。

11巡目にドラの六萬を引いてます。上家がツモ切りを続けており、ダマ跳は怖かったですが、そんな手が来ていたらリーチでしょうと切り飛ばします。字牌を大量に切っているのも理由の一つです。もし、早い清一色のドラドラだったら、諦めます。というか最終手出しは發なので想定していません。

また、それ以外にも親に私の手が安いよというアピールにもなるので、差し込んでくれる可能性も期待しての六萬切りです。

12巡目、対面が4索を切ってきました。7索と1索をツモ切っての4索手出しなので、確実に関連牌です。対面の危険牌2-5索、3-6索がの候補になります。

対面がリーチ、この直後に私は2筒を引いて上がります。

上家は萬子の混一色のシャンテンで、対面は3-6索の待ちでした。

ほぼ読み通りですが、跳満にはならなかったみたいですね。

3索を私が引いてたら切り飛ばして放銃します。着順落ちの可能性が低いので、対面とは全面対決すべきでしょう。

オーラスでは条件を把握し、うまく立ち回りましょう。