こんにちは
ポンコツ雀士のシュイーンです。
本日は敵ながらあっぱれな牌譜紹介
前回の局の次局の牌譜です。
自分の視点から書いていきます。
前回見逃しまでかけてトップに迫ったので、なんとかまくりたい
しかし、配牌に点数をつけるなら50点でしょうか。
ドラは無く面子も無い
しかし両面ターツは4つある上、チャンタが狙えるかもしれない
チャンタを狙うためには第一打は6筒か5萬になってしまい目立つが、仕方なし。
ここで4,000オールを決めれば下家をとばしてKO勝ちです。
４巡目に３索を引いたのでから切りからのターツ落としを見せかけます。
なぜか
国士無双にも見ることができるこの捨牌
相当派手な捨牌なので、ターツ落としは意味が出上がりという視点では意味が無いかもしれませんが、
いずれ切るであろう２索を関連牌と思わせたくなかったからです。
加えて、国士無双と見せたらヤオチュウ牌は先に切られやすくなるので、少しでもヤオチュウ牌の残り具合がわかりそうだったからです。
最短リーチを目指すならもちろん残して北を切った方がいいのは言うまでもありません。
もう一つ理由があります。
この時点で下家の動向が気になっていたからです。
この状況下では早く聴牌してリーチを打ちたいはず
その下家が字牌の後に４索、４筒と切ってきています。
早いリーチがあってもおかしくないでしょう。
北が残っていれば受け駒になるからです。
７巡目になったところです。
下家は聴牌かどうかわかりません
９萬がスライドだとすれば打東は目一杯受けたのかもしれません。
それでも、赤５筒は切ります。
この後の展開はもつれ、１４巡目
マークしていた下家は、なんかど真ん中がたくさん切ってきた上に再び東を打ってきました。
その後白切ってリーチを打ってきました。
全然意味がわからん。
そう思っていると
対面が１筒を打ったところ
七対子かよ
第一打から南、西を打ってきていたのと早そうだったから、七対子が読みから抜けてしまった
下家の序盤が気になったので牌譜を見てみました。
私はこの配牌で西は選択できないですね。
混一色、七対子を見ながら字牌を残して守備的に打つでしょう。
単純に上がりに向かっただけかもしれませんが、それだと現時点でせいぜい2000点
仮に４筒にくっつけてもターツオーバーになるだけなので、最高打点を目指すなら２巡目の４筒より南を重ねたいと思うはずです。
そう考えると、リーチ七対子を見て南を切ったのでは無いかと思うのです。
もちろん、早く上がって親を持ってきたいと思って打ったのかもしれませんが・・・
さらに見事なのは待ち牌選択
白よりも、枚数で１筒を選んだのでしょう。
それは単純な見た目だけではなく、全体を考えての選択であり、
私が２筒、３筒のターツ落としをしているので、私の手牌に１筒が無いとも読んだのだと思います。
２筒のワンチャンスで１筒も使いにくく、且つ筋牌なので、出上がりしやすかったですしね。
非常に見事な選択で敵ながらあっぱれと感じた1局でした。
結果この上がりには裏が乗らなかったのですが不幸でしたね。
かわいそうですが、ついてないときはこんなものでしょう。